「ユーチューバー」って何者?
皆さん、「ユーチューバー」という言葉、数年前からよく耳にしませんか。
ネットの世界ではすっかり定着しているようですが、驚くことに「子どもがなりたい職業」にランキングされているとか。
昭和生まれの人間には到底理解できない、まさに“ビックリ仰天”です。
ますます若い世代とのギャップ、時代の流れの早さをひしひしと感じてしまいます。
そこで、今回はこのユーチューバーって何者?どんな職業なのかを探っていきたいと思います。
●ユーチューバーとは?
ユーチューバーとは 、正しくは「YouTuber」と表記し、直訳すると「ユーチューブ(YouTube)をする人」となります。
ですが、ただ、ユーチューブの利用者ではなく、インターネット上の動画共有サービスであるユーチューブに多種多彩な動画をアップ(投稿)し、広告収入を得ている人たちのことを指します。
動画を見た視聴数に応じた広告費がユーチューバーに入ります。
ユーチューバーはオリジナルの動画を撮影・編集し、多くの視聴者を集めれば集めるほど収益を上げることが可能です。
視聴者数が多く知名度が高いユーチューバーの中には、メーカーなど企業と契約を結び、
コマーシャル動画や商品を紹介する動画を制作する人もいます。
では、ユーチューバーはどんな動画をアップしているのでしょうか。
主に挙げられているのは、
・ゲーム実況
・やってみた系(歌ってみた、作ってみた、食べてみたなど)
・商品レビュー
・メイクの方法
などです。
子どもたちに人気の高い「やってみた系」はテクニックの高さというより、おもしろさ・おかしさ感が受けているようです。
●ユーチューバーの収入は?
ユーチューバーになるために、必要な資格や学歴はありません。
パソコンやカメラを用いて制作した動画をユーチューブにアップできれば、誰でもユーチューバーになることができます。
収益を得るには、基本的にユーチューブの「パートナープログラム」に参加しなければなりませんが、申請は簡単に行えます。
これだけ聞くと、意外と簡単にできそう、好きなことで収入が得られるなら、挑戦してみようかな…なんて思われるかもしれませんが、残念ながら現実はそう甘くはないようです。
ネット上にたくさんのユーチューバーが、制作した様々な動画を投稿していますが、生計を立てられているのは、ほんの一握りの人だとか。
正式に発表はされていないので、あくまで参考ですが、ユーチューブ上にアップした動画による収益は、「1再生あたり0.1円」程度といわれています。
世界中で毎日、膨大な数の動画がアップされていますが、そのほとんどが1日1000回の再生にも達しない動画が占めているとか。
趣味や副業としての「自称ユーチューバー」になれても、それだけで生活ができるユーチューバーになるのは、かなり難しいといえますね。
収益を上げるには、どうすれば面白いものが作れるか、多くの人に見てもらうには何が興味を引くのかなど、大勢の人にウケる動画にするためには、日々の努力と研究、工夫が欠かせないようです。
どんな職業も食べていくには、それなりに努力と労力が必要ということでしょうか。
●なぜ、なりたい職業に?
ソニー生命保険の「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」によると、男子中学生が将来なりたい職業のベスト3は
1位:ITエンジニア・プログラマー
2位:ゲームクリエイター
3位:ユーチューバー
これまで、憧れの職業といえば、野球選手やサッカー選手、医者、科学者などが定番だった気がするのですが…。
なにゆえ、ユーチューバーがトップ3に入るのか…、古い頭の人間としてはやはり衝撃的です。
ですが、考えてみれば、いつの時代でも子どもは憧れからなりたい職業を決める傾向があります。
例えば野球選手になりたい、という思いも元は野球が好きなことから始まり、それが憧れとなって、なりたい!につながっていくのかもしれませんね。
そう考えれば、今の中学生にとってユーチューバーは以前の野球選手と同様に、スター性やアイドル性を兼ね備えた憧れの職業ということでしょうか。
また、トップ3の職業に共通している点があるとすれば、どれもパソコン・スマートフォンに関連しています。
それだけ中学生にとって身近なものであり、収入を得る手段として考えられていることを認識しなければなりませんね。
この調査結果をみて、改めてビジネスにおいてホームページ制作と活用は欠かせないものだと感じさせてくれます。
時代の流れや変化に置いてきぼりにならないよう、柔軟にしなやかなに対応していくことが必要だといえそうですね。
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